文京シビックホールライブ後に思う。

今回、本当にたくさんの感動の声を頂きました。
普段の自分のライブは、
今回のような6人編成での大掛かりなバンド編成ではなく、
ギター1本弾き語りから、多くても3、4人のアコースティックライブ。
4月に佐渡でやった同じ編成のライブにわざわざ関東から来て頂き、
今回また聴いて頂いた方は3人だけだと思います。
自分のライブ自体を初めて聴いた方もかなりの数を占めていたようですが、
これまで、ギター1本で弾き語る演奏しか知らない方を入れると、
佐渡でのライブを聴いてくれた3人の方を除いて、
今回のフルバンド演奏をほとんど全ての方が初めて聴いたことになります。
あれだけの演奏、これで終わるのは勿体ないから、
もっと色んなところでやった方がいいと言う声も頂いていますが、
この規模のものを頻繁に自前でやっていこうとすると結構大変なんですよね。
演奏だけで済むならいいんですが、
それまでにやらないといけないことが多いので。(笑)
”HAYATO”君の御陰でこの規模のライブができるので、
そののあたりはかなり助かっていますが、
ホールを押さえる自体がまた結構大変なんですよね。
今回、あの日に文京シビックホールを唯一終日押さえられたのは、
連休のど真ん中の平日ということで利用者が避けたんでしょうね…。

本当に感動の声をたくさん頂いているのですが、
中には、MCをもっと聞きたかったと言う声も何人かありました。
連休ど真ん中の平日で、
あれだけ入って頂けたのは、
結構年配のお客さんの人脈を自分が持っていたことが幸いしたと言えますが、
その分、ゆっくり自分の語りを聞きたかったと言う声もありましたね。
今回、佐渡と違って、翌日片付けのためにホールを押さえられていなかったので、
とにかく当日中に、片付けまで入れて22時には完全撤収しないといけないという
切羽詰った事情がありました。
佐渡のライブより2曲減らしても尚、ゆったりライブを進行させる余裕が無かったので、
HAYATO君との間で、
とにかく曲の前のMCは曲名くらいで、
『涙雨』の前だけ、”笹幸恵”さんを呼び込んで少しり時間を取りましたが、
MCはほとんど入れずに曲をどんどん進めると言う打ち合わせになっていました。
ただ、お客さんの年齢層が比較的高かったこともあり、
そのあたりで、自分のMCをもっとゆっくり聞きたかった方もいたようですね…。
あと、3、4曲削れば少しゆっくりMCもできたと思いますが、
やっぱり自分は、歌手、アーティストである以上は歌を聴いてもらう方を選択することにしました。
とにかく、ライブ終了後、お客さんにも速やかな撤収を協力してもらわないといけなかったので、
22時までに完全撤収のことを少しMCで触れたら、
折角俺のライブに浸っていたのに現実に引き戻された気がしたと言う声もあり、
申し訳なかったのですが、
それだけ、YAMATOワールドに浸って頂けていたということでうれしいことですね。

最近、段々そう言う傾向があることがわかって来ましたが、
若いアーティストの特にロックなライブは、
テンポ良くライブを進行させてMCなどはほとんど入れないくらいで、
中には歌で言いたいことは言っているので、
MCはしゃべらないと言う方針の有名アーティストもいるくらいなんですが、
ところが、年配のお客さんほど
一般的にはMCを入れてゆったりの間を求める傾向があるようですね。
だから、あの歌手はしゃべりが上手いと言われたりする歌手を見ると、
大体が、年配の客層を対象にしている演歌歌手とか、歌手自身が年配の人が多いわけです。
これは、歌を歌っている自分から言わせると、
やっぱり歌手が年を取ってくると、
体力的に連続で歌い続けられないからMCに走ると言う傾向もあると思います。
自分なんかでも、
今回のライブのように初っ端から少し激しい曲を3曲くらい続けてやると呼吸が乱れ、
そうすると、本当は、少ししゃべって息を整えたいと言うのが出てきます。
激しい曲の後のバラードと言うのは、本当息が乱れて結構大変なんですよね。
しかも、ハーモニカもあるので。(笑)
でも、これはまだ体力があるからできるのであって、
体力が無くなって肺活量が落ちてくると厳しいと思います。
歌手としては、この体力を何歳まで維持できるかという闘いだと思います。
4月の自分の佐渡のライブの翌日にやった大御所演歌歌手は、
歌と言うよりほとんどしゃべって終わったそうです。(笑)
それは極端にせよ、
体力的に歌い続けられないのでMCの時間を長く割いて、
MCでお客さんを満足させるよう力を注ぐようになり、
結果的にお客さんも年配の方が多いので、その間が心地よくなるといった感じだと思います。
個人的には、歌を歌うアーティストである以上は歌で勝負したいし、
まだ、歌を減らしてMCに力を注ぐ年齢ではないと思っています。(笑)
特に、今回は佐渡ライブの再現で、ロック調の勢いのあるステージ構成だったので、
ある意味勢いを強調した感があるので、
ゆったりMCと言うのはあまり合わなかった気がします。
MCをもっと聴きたかったと言う声は声でうれしいのですが、
中には、年配の方でも抽象画を書かれている御婦人でしたが、
「あなたのエネルギーと声量はすごいわ。本当に感動した!」
言ってくれる方もいたように、
勢い、力強さに感動してくれる方もいたようです。

例えば、曲を歌う前に曲が生まれるエピソードなどを話して歌うと、
より曲が聴き手に伝わるので感動すると言うのは当然のことなのですが、
自分が知っている昔ミリオンセラーを出したことのあるバンドの
初期メンバーだったと言うライブハウスのマスターは、
曲を歌う前に曲の説明はするなと言う価値観の人でした。
要は、曲の説明をしてから歌えば聴き手に伝わって当然、
説明なしに歌だけで如何に伝えたいことを聴き手の心に届けることができるか、
それで届く歌が、本当に力のある歌と言うことなんですよね。
よくわかります。
その方の価値観で考えれば、
俺が時間の都合上、今回ほとんど曲名しか言わずに進行させたライブは正解なわけです。

それも、極端かも知れませんが、
本当は、休日にもっと早くライブをスタートさせて、
最低でも2時間半くらいライブ時間が取れれば、
またMCの時間をもっと割いたり構成が変わって来たんですが、
とにかく、今回は片付けまで入れて
22時までには完全撤収という事情があった上でのライブ構成でしたので、
普段より、極端にMCを削っただけなんですが、
自分の語りを聴きたかったお客さんは、
来年は、今回のロック調の曲を織り交ぜたアレンジのライブとは違うアコースティックな編成で、
少しゆったりしたライブにしようと思っていますので、
そちらを楽しみにお待ちいただければと思います。
自分の恩師が、「あなたの歌は幅があるから」と言ってくれていましたが、
ロックからゆったりしたアコースティックなアレンジまで、
YAMATOの音楽表現の幅を楽しんで頂ければと思います。
ライブ終了後、ちょっと感じていることを思いつくまま書き綴ってみました。

そう言えば、昨日、知らない男性から電話があり、
自分の文京シビックホールに置いてあったチラシを見て、
当日、ライブに行きたいと思っていたと言う一般のお客さんでした。
どうしても仕事で行けず残念だったので、
当日、配布したチラシや今後のライブスケジュールがあれば送って欲しいとの問い合わせでした。
こう言う方もいたのかと思うと、うれしい限りですね。
今後のライブでお会い出来ることを楽しみに…。

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