終戦記念日終わりましたが、【天つ風~久遠の祈り~】。

この時期、自分の中で思い出されるのは、
最後の特攻隊として亡くなった郷里佐渡高校の先輩にあたる北見武雄中尉の存在。
玉音放送が流れ、終戦を迎えたはずの直後に
宇垣中将率いる11機の特攻隊機の搭乗員として最期を遂げました。
海軍兵学校へ進学したほど優秀で、
父親を早くに亡くし、とても母親孝行な優しい青年だったそうです。
母親も自慢の息子の生還を待ち望みながらいたでしょうし、
本来ならば終戦を迎え、母親のもとへ帰れたはずでした。
しかし、生きて郷里に帰るのではなく、
宇垣中将と共に特攻志願の道を選択しました。

今、この時代に生きる我々は、
無駄死にだとかの声も聞かれるようにいくらでも批判はできます。
ただ、その時代を背景に必死に生きた若者たちにとって、
しかも優秀な若者たちが命に代えてまで選んだ道は、
純粋で真っ直ぐであったことはもちろん、
それは自分本位ではなく、
それぞれがそれぞれの心の中で昇華させた、
自分の命を賭してまで守ろうとした何かの為であったと思えてなりません。
表面的な事象だけを見るのではなく、深い心情の世界に思いを寄せたいと思います。
そして、確かなこと、大切なことは、
将来において、
戦争のない平和な世界を強く希望したであろうと言うことに尽きると思います。
奇しくも5年前の戦後70年の節目の年、旧制佐渡中学校から海軍兵学校へと、
北見中尉の2年後輩で同じ経歴を辿った三井物産元副社長の故池田正雄氏が、
生前に書かれた佐渡高校の記念誌での追想録を読んだことで北見中尉の存在を知り、
戦没者の慰霊に関わっている自分にとっては、
追想録を読んだ後、他人事とは思えない胸に迫るものがあり、
追悼の歌【天っ風〜久遠の祈り〜】を作りました。
新潟日報にも取材頂き、
その年の終戦記念日前日に大きく記事にして頂きました。
奇しくも、その年が池田正雄さんがお元気に参加された
最後の佐渡高校関東支部同窓会だったと思いますが、
【天つ風〜久遠の祈り〜】を作るにあたり、
ご自身が持っていた北見武雄中尉の本をわざわざ送って頂いたこともあり、
生前に【天つ風〜久遠の祈り〜】を聴いて頂くことができ良かったです。

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CDには、ピアノとバイオリンアレンジで収録しましたが、
戦後70年節目の年に各地で開催した
「平和への祈り」コンサートのフィナーレ「さいたま芸術劇場」でのコンサート映像で、
フルバンドアレンジになっています。
お聴き頂ければ幸いです。

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