気仙沼復興支援弾丸ツアーから帰りました。
今回もまた素晴らしい出会いと感動を頂いた弾丸ツアーでした。
二箇所の仮設住宅を回り、特に前回も行った反松の仮設住宅では、
前回の出会いから生まれた
【あなたの笑顔を思い浮かべて】を今回歌おうと思っていたのですが、
急遽キーを変えることにしてコードを変えたのでしっかり演奏する自信がなく、
次回披露することにして歌詞だけ見てもらおうと回したところ、
皆さんが欲しいとすぐに全員分のコピーをして配ってくれました。
歌詞を読みながら本当に喜んで頂き、次回披露する約束をして来ました。
仮設住宅の後は、
前回うれしい出会いのあった
「復幸マルシェ」の『食事処 塩田』マスターに段取り頂き、
「復幸マルシェ」の外でライブをさせて頂きました。
雨こそは降らなかったのですが、外はじっと聴いてるだけではかなり肌寒い中、
さすがに地元の人の人足は多くなかったものの、
スタッフの皆さんも真剣に聴いてくれました。
自分のライブの前に、ギター”大橋”さん、サックス”真紀”さん、
キーボード”田久保”さんの3人がインストで即興の演奏を披露。
即興でやってしまうので、大したものです。
・3人の演奏
その後、自分のライブにも、
2曲だけキーボードの”田久保”さんに伴奏してもらう予定だったのですが、
全員でコラボしながらの即興演奏になりました。(笑)
・【男道】では、塩田マスターを呼んで。
・これぞ気仙沼の男!と言う感じです。
途中【泰平】の替え歌では、
アベックで来てくれていた”タカシ”さんの名前を拝借。
普段、32歳とまだ若いのに建設現場の現場監督しているそうです。
彼女が横にいるのにモテない男にして歌いました。(笑)
・お礼にCDをプレゼント。
ライブ後は、『食事処 塩田』の店内に戻り、
「チーム恵比寿』メンバーアイーシャさんのベリーダンスショー。
・ベリーダンス教室も。
何と、マスターがサービスの舟盛りを用意してくれていました。
後ろの壁にはYAMATOのポスターが貼られています。
・マスター、ありがとうございます!
・旗には「YAMATO」の文字まで。
・「チーム恵比寿」の美女たちも感激!
今回も、聴いていてくれた地元の方と
個人的にはうれしい出会いがいくつかありました。
後から塩田のマスターがCDを買いたいという青年がいると
一昨日、「復幸マルシェ」の事務所の上のテナントで、
Tシャツ販売の店舗をオープンしたばかりだと言う
代表の”千葉成哉”さんを紹介して頂きました。
「ずっと上でライブを聴いていたんですが、故郷を歌った歌に本当に感動しました」
と言って頂きました。
故郷の歌は、【遥かなる故郷の空よ、海よ】だけだったので、
改めて、その歌詞の内容を振り返りながら、
”千葉”さんがどう言う心境を抱えながら復興に向けて頑張ろうとしているのか、
その気持ちの一旦に触れた気がしました。
※音楽活動を始めたばかりの頃、
第二期「佐渡 お笑い島 計画」のテーマソングになり、
そのPVとして作った映像ですが、今聴くと歌がかなり幼いですね。
【遥かなる故郷の空よ、海よ】
※音はよくないですが、昨年の文京シビックホールソロライブの映像。
https://www.youtube.com/watch?v=n34hudSSOYA&feature=related
【遥かなる故郷の空よ、海よ】
詞・曲/YAMATO
1:俺がいつも見上げてた故郷の空は
どこまでも高く澄み渡り白い雲が眩しくて
気高き親父の生き様に抱かれるような
そんな故郷の空を見上げて夢を積み上げた
故郷に帰る度いつも見上げる空は
流れた時が嘘のようにあの頃のままそこに広がる
だけど老いゆく親父の背中が悲しくて
やっぱり流れた時の重さが胸に伸し掛る
遥かなる故郷の空よ どうか見届けてほしい
いつかの夢を追い続ける俺の覚悟を
涙噛み締める夜も 笑顔忘れた朝も
親父と故郷の空が瞼に浮かんで離れない
2:俺がいつも見つめてた故郷の海は
どこまでも広く果てしなく水平線が優しくて
丸いお袋の懐に包まれるような
そんな故郷の海を見つめて愛を育んだ
故郷に帰る度いつも見つめる海は
移ろうことが嘘のようにあの頃のままそこに横たう
だけど老いゆくお袋の指先が切なくて
やっぱり移ろうことの儚さが胸をすり抜ける
遥かなる故郷の海よ どうか見届けてほしい
いつかの愛を追い求める俺の人生(みち)を
背を向けたくなる夜も 心塞いだ朝も
お袋と故郷の海が瞼に浮かんで離れない
倒れそうになる夜も 膝を抱えた朝も
いつの日にか故郷に応えたくて…
そもそも、【遥かなる故郷の空よ、海よ】は、
音楽という道が定まる前に自分が進むべき道は何なのか、このままで良いのかと、
人生に葛藤しながらも寂れていく故郷佐渡ヶ島を見ながら、
何か恩返しがしたいと思い続けていた頃の心境を歌った曲なので、
”千葉”さん自身がそう言う心境と重なったのだろうと思いました。
時間がなくて深くは話せなかったので、あくまでも自分の推測です。
ただ、その曲は残念ながら正式な音源になっていないので、
自分が昨年やった佐渡でのフルバンド編成のソロライブ音源を
本来ライブ音源CDに制作する予定できちっとした音で残してあるので、
それをCDに焼いてプレゼントする約束をして来ました。
Tシャツも着ているのを見ましたが、
地元出身のデザイナーがデザインしたものらしくとてもお洒落な感じで、
売上の一部を復興のために寄付するとのことでした。
【遥かなる故郷の空よ、海よ】が心に響いてくれた青年、
個人的に今後とても応援したい気持ちです。
Tシャツが欲しいのはもちろんですが、
自分なりにどんな応援ができるか、また”千葉”さんとやり取りしてみようと思います。
それと、自分が最初の曲【立ちあがれ】を歌い出して間もなく
姿が見えなくなった女性がいて、
歌い終わるとサインを欲しいと色紙と黒マジックを差し出され、
何と、わざわざ取りに行ってくれていたのでした。
「復幸マルシェ」で『斉新米店』と言う米屋さんをしている女性でした。
後からポスターを送ろうと思って探したら、もういなくなっていて残念でしたが、
米屋さんの名前で届くと思うので、後で送りたいと思います。
被災地の皆さんの心に届くかどうか
半信半疑のまま通いだした復興支援でのライブですが、
自分の拙い歌が届いてくれていることが実感できて、今回も本当に感謝でした。
気仙沼の皆さん、また伺いま〜す!
皆さん、お疲れ様でした!