「3.11」で思い出す4年前の戦没者遺骨収容の体験。
今年は、戦後70周年と言う節目。
戦争体験者がぎりぎり存命されている
大きな節目の最後の年と言っても過言ではないと思いますが、
自分がぎりぎり戦争体験者の皆さんと経験させて頂いたことをもとに、
平和をテーマに命の尊厳を見つめるようなライブを企画しようと思っています。
「3.11」を迎えると思い出すのは、
4年前の東日本大震震災の直前、
2月26日~3月10日までの日程で政府派遣のガダルカナル島戦没者遺骨収容に参加し、
それまで戦友遺族会主催の慰霊巡拝には同行していましたが
遺骨収容の体験を初めてさせていただき、
9日に帰国、九段会館で一泊し、
翌10日に千鳥が淵墓苑での納骨式を終えて帰宅。
翌11日家でゆっくりしていた時の発災でした。
我々が宿泊していた九段会館の天井が落ちたニュースにも驚きました。
そういった4年前の経験からも、
いつも振り返ると自分の中では、
相手が人間か自然かの違いはあれど、
戦争と震災で犠牲になられた皆さんが
”命の尊厳”と言うことでリンクしてくる気がしてなりません。
現地の慰霊祭で【涙雨】を歌って欲しいと、
自分が南方方面の慰霊巡拝に同行させて頂いた年の2009年に亡くなられてしまいましたが、
生前大変お世話になり、
この方との出会いがなければ戦没者の慰霊に関わることはなかったと思われる
戦友遺族会「全国ソロモン会」の故菊本享事務局長が作詞され、
自分が依頼を受けて作曲した【ソロモン戦友讃歌】の音源に合わせて
はじめて遺骨収容に行った時の画像をフォトスライドショーにしています。
「平和への祈り」と言うアルバムには正式にピアノ伴奏で収録していますが、
この音源はギターで録ったデモ音源的なものです。
観たことがない方は良かったらご覧下さい!
※この年の終戦記念日に合わせて、
NHKの取材を受けて『戦争を知らない世代が歌う鎮魂歌』と題して、
首都圏ネットワークで自分の番組をオンエアしていただきました。