『中国語発表のつどい』に行って来ました。
昨年、新座駅交番前で交通安全週間のイベントで歌っていた時に、
たまたま前を通りかかって歌に感動してCDを買って頂いて以来お付き合いのある
大東文化大学の田中寛教授が会長をされている
「NPO法人 埼玉県日中友好協会」主催の『中国語発表のつどい』にゲストとして参加して来ました。
会場は、浦和「PARCO」内にある「浦和コミュ二ティセンター」でした。
自分が中国留学の経験があることなど、
新座駅のライブ後、お声をかけて頂いた時点では当然ご存知なかったですし、
逆に、田中教授が「埼玉県日中友好協会」の会長をされていることや、
奥様が北京大学を卒業されている文学の専門家であることなどは、
お話をしながら初めてわかったことでした。
しかも、ライブを10分延長して歌っている時に田中教授が前を通りかかったので、
延長せずにライブを終えていたらお会いすることはなかったんですよね…。
その後、奥様”徐曼”さんには、
中国「広西テレビ」の春節番組に出演した際に、
自分のオリジナル曲【月】を中国語で歌うのに歌詞の翻訳でお世話になりました。
《欢欢喜喜闹新春》「YOU TUBE」
![201101221204128505[1]](https://yamato-yasushi.com/blog/wp-content/uploads/2011/09/2011012212041285051-300x199.jpg)
こんな感じで、田中教授とは、
本当にご縁を感じざるを得ない不思議な出会いの背景がありました。
スピーチは、「発表部門」、「高校生・一般部門」、「団体部門」の三部構成になっていて、
留学経験があると参加資格がないようなのですが、
日本にいてもこれくらい中国語が上達できるんだと、正直驚きました。
優勝した女子高生なんかは、驚くばかりに美しく流暢な中国語でしたね。
150名の会場も、ほぼ席が埋まっていました。
高校生は、中国語の授業がある
「和光国際高等学校」と「伊奈学園総合高等学校」から参加していました。
高校生くらいから国際意識をもつと言うのは素晴らしいことですね。
審査の間は、中国から大東文化大学に研究員として来られている”谷勝軍”氏と、
中国在住のジャーナリストの”姫田小夏”さんが15分ずつ講演されました。
その後、結果が出て審査員の先生方が戻って来てから
田中教授の方から友人の歌手と言うことで自分をご紹介頂き、
中国語になっている【乾杯】と、自分の曲【月】をサビだけ中国語にして歌わせて頂きました。
留学後、20年間中国語は使ってないわけですが、
一応、中国人の審査員の先生方からは、
発音が素晴らしいと褒めてもらいました。(笑)
歌っている間に、11月4日の文京シビックホールのライブチラシも配って頂きました。
その後、すべての部門の表彰を終え、17:00前に終了しました。
・伊奈学園高校の生徒たち。

・審査員の先生方と。(向かって左が田中教授の奥様”徐曼”さん)

・会長の田中教授(向かって左)と。
![CIMG3418[2]](https://yamato-yasushi.com/blog/wp-content/uploads/2011/10/CIMG34182-300x225.jpg)
自分の人生で過ごした3年間の中国留学の経験が、
音楽活動を通して、何とかまた息を吹き返して来てくれた感じです。
多くのスピーチの中で、
個人的な中国人との友情関係や中国での良い出会いなどが
中国語を学ぶ原動力になっていることが少なくないことがわかりました。
国家対国家は、歴史的背景や色んな思惑が絡まって難しい面が多々ありますが、
民間での人対人の国際的友好関係は、
我々の意識次第でいくらでも築いていけると思うので、
まずは、民間で相互理解のための努力をしていくことの重要性を改めて感じました。
例えば、留学や仕事など中国で生活する日本人が、
どういう中国人と出会ってどういう感情を抱くかで中国への印象がほぼ決まるように、
日本に来た中国人が、どういう日本人と出会うかで日本への印象がほぼ決まるわけで、
そういった感覚を持って外国人と接することが、
ある意味日本にいても国際的な感覚を持っていることになり、
国際貢献に繋がるのだと思います。
自分の高校の先輩が、中国人の奥さんをもらっているのですが、
やはり中国での教育で受けて来た日本人の印象と、
実際、日本に来て感じる日本人の印象のギャップがかなり大きかったようで、
日本を知らない中国人の友人に「日本人は優しい」と言ったところ、
「あなたは騙されている」と言われたそうです。(笑)
そのあたりは中国国内での歴史教育によるところも大きく、
国家が絡むところでは一筋縄にはいきませんが、
民間で、人対人の交流を通して、
そのあたりの感情はいくらでも払拭できる良い例だと思いました。
そう言う意味では、国際結婚と言うのはグローバルな視点で見ると、
歴史、文化、生活習慣など、国家の壁を越えないといけないので障害も大きいとは思いますが、
それ以上の国際友好関係はないんですよね。
かなり飛躍しますが、宇宙から地球を見た宇宙飛行士が感じるものに近いのではないかと思いますが、
宇宙的な懐の広さを持ちたいものです。(笑)
そう言えば、ガダルカナル島の戦没者慰霊巡拝の後に、
そういう思いを歌にしたのが【平和の鐘】です。
初期の頃はテンポがゆっくりだったんですが、最近は段々早くなりました。
聴いたことが無い方は、是非お聴きください。
●2009年9月30日に東京渋谷の「asia P」
https://www.youtube.com/watch?v=Jdyl5-pm_XQ
●2011.7.10 「APIA」 NHK取材ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=kEFV8CZ4msQ










