佐渡に帰っている間に季節外れの”蛍”がテーマの歌を作りました。
作りかけたまま佐渡に行き、佐渡で夜中に創作モードに入り大体を仕上げて、
昨夜佐渡から帰って今日最後歌詞とメロディーを詰めて出来上がったかな?と。
何となく3.11までにと言う意識が働いて急ぎました。
元々実家のある地域に昔はたくさんいた蛍が、
故郷を離れていつからか消えてしまい、今は全く見れなくなってしまっています。
どのくらい前か、自分が音楽活動を始める前だったと思うので、
15年以上前だと思いますが、
ある年の夏父親から「今年は蛍がたくさん出てる」と嬉しそうな電話がありましたが、
ただ何でその年だけだったのかわかりませんが、
残念ながらそれっきりだったようです。
そんなこともあり、いつか蛍をテーマに歌をと思っていたものです。
蛍が消えた原因は、
昔一時毎年春先にやっていた田んぼへの農薬の空中散布だと思いますが、
一度失った自然環境を取り戻すのは大変だな…と、
そんな意味を込めたのと、
あとは歌詞を読んで頂ければわかって頂けるかも知れませんが、
もうすぐ3.11が来ることもあり、
それまでにと思い蛍に重ねて鎮魂の意味も込めてあります。
【いつかの蛍火】
詞·曲/YAMATO
(一)
夏夜に灯る蛍火は 誰の悲しみ抱いて飛ぶ
儚く瞬き放っては 時の彼方で揺れ惑う
川面に映る蛍火を 二人並んで見つめてた
星降る空の天の川 誰が流した涙川
都会の暮らしに忘れかけた 遠いいつかの夏模様
淡い恋と蛍火は 何処へ消えてしまったか
時を戻してこの指止まれ
(ニ)
夏夜に灯る蛍火は 誰の魂抱いて飛ぶ
消えそにそれでも燃えながら 時の彼方で舞い踊る
指先乗せた蛍火を 君は夜空に翳そうと
見上げた空に流れ星 誰が散らした命星
都会のネオンに霞みかけた 遠いいつかの夏模様
淡い恋と蛍火は 何故に消えてしまったか
寄せ返す波 入道雲 風鈴 夕立 蝉時雨
移ろう季節に夏も巡り 遠いいつかの夏模様
淡い恋と蛍火は 消えることない幻影(まぼろし)か
時を戻してこの指止まれ
時を戻してこの指止まれ

朝まで語りあかした後、睡眠3時間でmasaさんと行動。
「Sun the Bar」でご馳走になったカレイの干物が美味しかったので、
水津漁協で売られていることを教えてもららい、まずはそちらへ。
無事に購入した後、漁協にいた職員と話ながら知ってるかな?と、
佐高の同級生に水津から一人いた同級生の名前を言うと、
何と同級生だと言うのでびっくり!
自分は歌を歌っている話をして、
名前を聞かれたので「YAMATO」と伝えると、
「えっ、YAMATOさん知ってますよ!去年、夏のアースに出てたでしょ?
あの時に俺観客側にいたんですよ。
次の日がアミューズメントでコンサートだと言ってたでしょ!
あと、3年位前に、片野尾のお寺でもライブやったでしょ!
いや〜、こんな所で会えるなんてすごいな〜」
と感動してくれて、
「欲しいものがあれば、連絡してもらえればいつでも送るんで!」
と言って名刺もらいました。

その後、昨年11月に中学の同級生のお父さんの書道展でライブした時に
来てくれていたご婦人が感動してくれて、
佐渡にこんな人がいるんなら応援しないといけないと、
今回の佐渡ライブをやることになったんですが、
書道展の会場だった「茶房源三郎」が漁協の目の前だったので顔を出して来ました。
丁度、ひな祭りと言うことで、手作り吊るし雛を飾っていましたが、
マスターも思いがけない訪問を喜んでくれました。


そして、その後は昨年11月以来2回目になりますが、
実家のある岩谷口集落から何人もお世話になっている老人ホーム「大浦の里」へ。
中にはノリの良い曲には手拍子しながら聴いている方もいましたが、
皆さんじっと静かに聴いているのでどのくらい伝わっているかな…?
と思いながらでしたが、
終わると心のこもった力強い拍手をして頂き、
最後はまた故郷を支えて来て頂いた皆さんに感謝の気持ちを込めて、
50人位の方一人一人握手して回りましたが、
握手しながら涙を流す方が何人もいて、自分も胸がつまりそうになりながらでした。
施設長も
「演歌のジャンルでもない知らない歌なのに、
本当に皆さんの心に歌が伝わって感動しているのがわかりました。」
と言ってくれていました。
たまたまタイミングの合う「大浦の里」での演奏が続きましたが、
これからも佐渡に帰る度に、
何処かしら要請があれば老人ホームでも歌いたいと思っています。



◆3月3日
ライブ当日、東京マラソンはかなり寒そうでしたが、佐渡は超良い天気!
本当に天気運がよいなと。
・真野湾。

ライブ前に、久々にmasa大ファンのマスタの店「しまちゃん」に顔出しました。
・昨年夏のコンサート打ち上げ以来の再会。

そして、夜の「スタジオRay’s」でのライブは無事に終了しました。
何と、初めてお越し頂いた大平さん、
「しまちゃん」に寄った時にマスターからサックスが吹けると言う前情報を頂き、
リハに来てもらい一度合わせただけで4曲にサポート入ってもらいました!
と言うことで急遽メンバーが増え、
自分のギター&ボーカルの他、
ジェンベ(masa)、コーラス(本間千恵)、サックス(大平)となりました。
お越し頂いた皆さん、ありがとうございました!
ライブ後は、「クラブRay’s」に移動してで打ち上げをした後、
更に「Sun the Bar」に行き、マサさん、マスター、同級生の4人で
朝4時まで語り明かしました。
そのままマスターの自宅でお泊りさせて頂きました。
・ライブ




・男性お名前拝借コーナー克巳さん。

・女性お名前拝借コーナー。

・ひとみ&睦ちゃん。

・佐渡ライブの時のお手伝い仲良しメンバー。


無事にライブを終え、5日に佐渡から帰りました。
こちらから一緒に行ったmasaさんとの佐渡の報告です。
◆3月2日
深夜に関東を出発、朝6時のフェリーに乗りました。
実家に行くと、久々にカメラ小僧と化したmasaさんと実家付近を巡って来ました。
天気が良いので、写真もきれいに撮れました。
この時期に佐渡に帰ることはなかなかないのですが、
冬から春に向かう時期で、野山はまだまだ枯れ木枯れ草ばかりです。

・大野亀を臨む

・カメラ小僧masa!



・賽の河原に向かうmasaさん。

・二ッ亀方面から大野亀を臨む。

・二ッ亀


・映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった灯台。



・跳坂から

・関崎を臨む。

