さて、新しいCDの発売の情報を少し上げてありましたが、
能登から帰って昨日無事に発注が済みました。
11月5日発売の予定で、全6曲入りの佐渡応援歌集のミニアルバムです!
とは、言っても流通に乗せるわけではありませんので、
ライブ会場での販売や個人的に注文を受けて発送させて頂きます。
今回は、コロナ禍の中、緊急事態宣言も絡み、
レコーディングが延び延びになりましたが、
結局、その他の楽曲も含め、全10曲山野さんの尽力で無事に終えました。
実は、元々はミニアルバムにする構想は全くなかったんですが、
自然な流れの中でそうなった感じです。
超〜長くなりますが、今回の収録曲の背景を書いてみます。
全ての楽曲が自分以外の第三者的なテーマになっているので、
普段作る楽曲とはまた違った感じの、
YAMATOの新たな一面が垣間見えるかと思います。
◆【漁師一筋男歌】
以前から佐渡で脱サラして漁師をしている幼馴染から
「YAMATO、俺の応援歌を作ってよ!」と言われていたんですが、
その後、板子一枚下は地獄と言われているように、船が海上で火災になり、
近くにいた船に助けられるという、まさに休止に一生の経験から復活して、
今また新しいに船で頑張っています。
歌を作るために船に乗ろうと言う話もあったんですが、
そんなこともあり話が延び延びになっているうちにこのコロナ禍に。
漁師が大変なことも耳に入っていたので、この機会にと【漁師一筋男歌】を作りました。
しかも、演歌で頼む!と言われていたので精一杯演歌っぽくしました。
子供の頃から、父親が小型船を持っていてそれなりに漁をしたり、
また小学生の頃、昼間イカ釣りに出た時に海が大時化になり、
命の危険を感じながら何とか帰った経験もあったり、
ある程度イメージできる世界ではあったので、
本当に作れるかな…?
と言う不安はあったものの取り掛かると歌詞が次々に浮かんだ来て、
何と4番まである、6分の大作になってしまいました。
デモ音源を録って本人に聴いてもらうと、
「漁師演歌の大御所が作った歌より凄い!」と本当に感動してくれてホッとしました。
そして、レコーディングも、いつものごとくアレンジャーがいるわけではないのですが、
自分のイメージ通りにバンドメンバーが見事に力量を発揮してくれて、
格好良い音源になりました。
ミックス後本人に聴いてもらうと本当に喜んでくれて
「また、これで頑張れる!」と、嬉しいコメントもらいました。
◆【北の雪(「北雪酒造イメージソング」)】
そして、自分の中でもう1曲メインで浮かんだのが、
以前北雪酒造の当時社長、現会長羽豆さんとひょんなことから繋がりご縁が生まれて、
関東から何人かで佐渡ツアーに行き、北雪酒造に顔を出すと、
その時に北雪のマーケティングを担当している博報堂の人物が来ていて、
何と高校の同級生でびっくり!
それから北雪がスポンサーの新潟のラジオ番組に出させてもらったり、
イベントに歌いに行ったこともあり、
日本酒と言うことでなので、
何とか演歌っぽく【北の雪】と言うイメージソングを作っていました。
それを、「漁師と酒」と言う繋がりで、改めて復活させようと思い立ち、
ざっくりレコーディングしたものを
博報堂の同級生に送って会長と社長に聴いてもらうと、
気に入ってもらえたようで、
CDができたら北雪のキャンペーンと絡めて、
スポンサーになっている新潟のラジオなどに出演して宣伝しようと、
話が一気に進むことになりました。
ここまでの2曲は、演歌。
◆【恋っちゃ 佐和田(MUSIC PUB しまちゃんイメージソング)】
そして、12、3年前知り合ったばかりの頃、
「MUSIC PUB しまちゃん」のマスターから
佐渡の佐和田を元気にする歌をと言われて作ってあった
【恋っちゃ 佐和田】も収録することにしました。
この曲は、YouTubeにデモ音源をアップしたら、
知人からハワイアンぽい曲ですねと言われてなるほどと思い、
アレンジもそんな風にしました。
YAMATOが歌うハワイアンです!
◆【夏の匂い〜360度の風景】
ここまで来たら、どうせなら佐渡をテーマにしたミニアルバムにしようと思い出し、
今年になってフェイスブックで自分の実家近くの集落出身の先輩菊池さんと繋がり、
いつも食文化を中心に故郷を思い出す懐かしい投稿をされていて、
感性の豊かな方だな…と思っていたのですが、その中である日、
一瞬にして「これは歌になるかも?」と思わせる投稿がありました。
お盆に帰省した時の思い出を、匂いを中心に表現していたものなんですが、
その風景が360度に広がっで行くという表現、本当に感動しました。
歌詞になるように、Aメロ、Bメロ、サビの構成を考え、その先輩とは実家も近く、
故郷に対する共通の感覚を共有しているので、
自分なりに歌詞を補ったりしながら、これまた今までにない感じの曲になりました。
びっくりしたことに、中学校の頃お世話になった用務員のおばさんが、
菊池さんと同じ集落で、同じ名字なので、
もしかしてと思ったら、菊池さんのお母さんでした。
今も80代半ばを過ぎお元気とのことでしたので、
菊池さんとのコラボで生まれた曲を是非聴いてもらいたく収録することにしました。
◆【故郷よ】
昨年10月の台風被害のボランティアに鋸南町や丸森町に行きましたが、
テレビなどで流れる被災者の皆さんが、
変わり果てた故郷を悲しむ姿を見ながら、
故郷をテーマにした歌を作ってみようと思い作ったのがきっかけだったんですが、
改めて音源を聴いていると、
北朝鮮拉致被害者の皆さんの故郷に思いを馳せる気持ちと重なる気がして来ました。
これは、オーソドックスな故郷をテーマにした1曲ですね。
◆【北の雪(Acoustic Guitar Ver.)】
自分のギターの弾き語りでデモ的に録ったものですが、
シンプルなアコースティックバージョンもあって良いかな?
と思いサービストラック的に入れました。
と、長くなりましたが、こんな経緯で収録曲が決まっていき、
結果的に佐渡応援歌集と題したミニアルバムになりました。
ささやかですが、1枚に付き500円を、
佐渡の活性化の為の活動に有効活用させて頂きたいと思いますので、
よろしくお願いします!m(_ _)m